ローラーかけ啓発ポスター
食品工場や店舗での異物混入対策として推奨される、粘着ローラー(コロコロ)を使う手順をイラストで分かりやすく整理した、無料の啓発ポスターです。
誰でも一目で正しい方法を理解でき、スタッフの衛生意識向上にもつながります。ぜひご活用ください。
このポスターは、粘着ローラーのかけ方を頭・肩・腕/わき・前面・背中/腰・足の6部位に分けて図解しています。
どこから始めて、どの方向に動かすのか。帽子のつばの裏、わきの下、背中、足裏といったかけ残しの多い場所も、1つずつイラストで示しました。
文字を読まなくても伝わる構成にしていますので、経験の浅い方や外国籍の方が多い現場でも活用いただけます。
ローラーかけは、自分の目で確認しにくい行動です。だからこそ、かける直前に目に入る場所に1枚貼っておくことで、その場で手順を思い出していただけます。
なぜ「ローラーかけ」の手順を掲示する必要があるのでしょうか?
粘着ローラーは、ほとんどの食品工場やクリーンルームに常設されています。
ただ「どこから、どの順番で、どの方向にかけるのか」までを決まっている現場は、意外と少ないのではないでしょうか。
手順が決まっていないと、前面はかけたけれど、背中や足裏が抜けている。下から上にかけてしまい、落ちた毛髪を服に付け直している。帽子のつばの裏やわきの下など、死角に残ってしまうなど、ケアレスミスの発生率が高まる可能性があります。
ローラーかけは、自分の目で確認しにくい行動です。だからこそ、口頭で伝えるよりも、その場に貼られた1枚のポスターのほうが伝わりやすくなります。
HACCPに基づく衛生管理でも、入室前の粘着ローラーかけは重要な衛生管理行動として示されています。
実施しているかどうかだけでなく、正しい手順でできている状態をつくることが、異物混入対策の第一歩になります。
正しい粘着ローラーかけの手順(6部位)
大原則は「上から下へ」です。落ちた毛髪やほこりを、かけ終わった場所に再付着させないため、上から下へ順にローラーをかけ、最後に足裏にローラーをかけて終了です。
1.頭
「頭頂部→側頭部→後頭部」の順にかけます。帽子の「つば」は、表と裏の両方にかけてください。
つばの裏は、かがんだ拍子に毛髪が落ちる位置にあります。見落とすとそのまま混入の原因になります。
2.肩
両肩を片方ずつ、背中側から手前に向けてかけます。
肩は毛髪が最も落ちやすい場所です。他の部位より入念にかけてください。
3.腕・わき
両腕の全体を、肩からそで口に向けてかけます。
外側だけでなく、内側も忘れずに。わきの下は腕を上げないとローラーが当たりませんので、意識して手を上げてかけます。
4.前面
体の前面を、胸からおなかに向けてかけます。
面積が広いぶん、かけたつもりで隙間が残りやすい場所です。
ローラーの幅を意識して、少しずつ重ねながら全体をていねいにかけてください。
5.背中・腰
鏡を見ながら、背中から腰に向けてかけます。
自分では手の届かない範囲が必ず残りますので、難しい場合は他の人に補助してもらいましょう。
二人一組でお互いにかけ合う運用にしている現場もあります。
6.足
腰回りから足先に向けて、内側・外側・後ろのすべてにかけます。
最後に足裏をかけて終了です。足裏は忘れられやすい一方で、床の毛髪やほこりを直接拾っている場所です。
ポスターの活用方法
1.更衣室・入室口に掲示する
ローラーを手に取る位置の正面に貼るのが、最も効果的です。ローラーかけ直前の目に入る場所を選んでください。
2.新人教育の教材として配る
入社時教育で配布し、実際にローラーをかけながら順番を確認します。A3データをA4に縮小印刷しても、内容は判読できます。
3.日常点検・内部監査の基準にする
「ポスターどおりにできているか」を確認項目にすることで、指導者間で基準を統一する際にもご活用いただけます。
よくあるご質問
Q.本当に無料で使えますか。
はい。個人・法人を問わず、無償でご利用いただけます。会員登録やメールアドレスの入力も不要です。
Q.A3とA2のどちらを選べばよいですか。
掲示物との距離で決めてください。更衣室や入室口など近くで見る場所はA3、工場内の広い場所や離れた位置から見る場所はA2が適しています。
Q.ポスターに自社名やルールを書き足して使えますか。
内容の改変・編集はご遠慮ください。掲示の際は、ポスターの横に自社のルールを記した用紙を別途貼っていただく形をおすすめします。
Q.どこに貼るのが効果的ですか。
粘着ローラーを設置している場所の正面です。更衣室の出口や入室口など、実際にローラーをかける直前に目に入る位置に掲示してください。
Q.ローラーは体のどこからかけるのが正しいですか。
頭から始めて、肩、腕・わき、前面、背中・腰、足の順にかけ、最後に足裏をかけて終了します。上から下へが原則です。
Q.背中は自分でうまくかけられません。
鏡を使ってかけるか、他の人に補助してもらってください。二人一組でお互いの背中をかけ合う方法が確実です。
Q.粘着ローラーの粘着面はいつめくればよいですか。
ゴミが付着して粘着力が落ちた時点でめくります。粘着力の落ちたローラーは、かけているつもりでも異物を回収できていません。めくるタイミングを現場のルールとして決めておくことをおすすめします。
Q.ローラーかけだけで異物混入は防げますか。
ローラーかけは対策の一つであり、それだけで防ぎきれるものではありません。作業着の管理、エアシャワー、入室前の身だしなみ確認などと組み合わせることで効果が高まります。
■ 注意事項・免責事項
- 本ポスターの著作権は株式会社サンロードに帰属します。
- 個人および法人を問わず、無償でご利用いただけます。
- 本データの再配布・転売、加工しての販売行為は禁止しております。
- 内容の改変・編集はご遠慮ください。
- 本ポスターの利用により生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いかねます。
