私たちサンロードの異物混入対策商品は、おかげさまで全国の企業様のオフィスや工場、倉庫などで幅広くご利用いただいています。
そこで今回はいつものコラムと趣向を変えまして、いま実際に当社の製品を使っていただいているクライアント様に日向が突撃!ご採用いただいた経緯や効果などをインタビューさせていただきました。
ご検討中のお客様も、現場の実地の声をぜひご参考になさってくださいね♪
取材させていただいた企業様
今回インタビューにお邪魔したのは、奈良県奈良市にある第一化工株式会社様。
私たちの暮らしに身近な、化粧品やトイレタリー、ボディソープなど幅広い製品のプラスチック容器を製造・販売されている、プラスチック容器の総合メーカーです。
設計、成型、シュリンク、ラベル貼りなど、容器の製造に必要な一連のことを全て自社内で一貫してされているのを強みとされています。
現在、第一化工様ではサンロードの「サニキャップ」と「とおさないフィルター」をお使いいただいています。
ご担当者様にインタビュー!
お話を伺ったのは、技術部の板谷さん(写真右)と製造部の井村(写真左)さん。
お二人ともとっても気さくな方で、ユーモアを交えながらたくさんお話ししてくださいました!
「サニキャップ」はフィット性と通気性のバランスが一番でした
本日はお忙しい中ありがとうございます。
さっそくですが、私たちの「サニキャップ」を採用いただいた経緯についてお聞かせください。
板谷様(以下「板」):サニキャップはもう10何年も使わせてもらっているのですが、以前はネット帽だけしか使っていませんでした。それが時代と共に品質管理が厳しくなってきたので、良い帽子はないかといろいろ探していました。
近年の衛生管理に対するお客様の目は本当に厳しくなってきていまして、それこそ髪の毛一本で納品した製品が1ロットまるまる返ってくるくらいです。
板:まずインターネットで調べて、良さそうなものをピックアップして、サンプルをもらって現場の人に試してもらい「これがいい、あれは良くない」というのをやっていました。5、6種類は試したかな。
サニキャップは、他社製品と比べて特にどの点が優れていると感じましたか?
井村様(以下「井」):全体的にぴちっと顔にフィットする点です。顔の周りにゴムがあるので隙間があかない。毛髪を落とさないことが第一条件ですからね。社内でも、ゴムがへたってきたら交換するように徹底しています。それと通気性です。フィット性と通気性のバランスが一番でした。
それに毛が抜けてしまっても、ちゃんとくっついてくれます。他社製のだとくっついてくれないので下に落ちてしまうんです。
板:シャカシャカした生地は動きにくいし、通気性が悪い。従業員には女性も多いので、どうしても髪が気になると。あとサニキャップみたいに顔の周りにゴムを留められない製品も多かったですね。
井:あと、このマスクキャッチャー(サニキャップに付いているマスクを掛ける部分)がすごく良いですね。当社はコロナとか関係なく普段からマスクをつけて作業するので、これがあるのとないのでは、全然違います。耳の痛さが解消されるので。逆にめがねのスリットは、あまり使っていない人が多いようです。
逆に「ここを改善してほしい」というのはありますか?
井:今でも「暑い」という人はいます。慣れるまではね。部分的にメッシュになっているのがいいという人もいるんですが、そうするとお客様には「そこから毛が出るでしょ」と思われる。だから見えない部分がメッシュにならないかな、とは思いますね。
板:かぶったまま現場で作業したり走ったりすると、熱がこもるのは頭のてっぺんなんです。ものすごく暑い。とにかく通気性がもっと良くなってくれると一番うれしいです。
それと、服の中に入れている部分も服と二重になるので汗がすごい。ここはメッシュにしてもらえると助かります。
井:あとは女性目線でいくと、くくった髪の毛をしまうポケットとかがあるといいかも。サニキャップはサイズがS・M・L・LLと選べるのですが、女性はLLサイズが多いんです、髪の毛があるので。でもそうすると、どうしても下を向いたりすると帽子がフワッとなってしまう。
サニキャップを導入したことで、どのような変化がありましたか?
板:お客様からは、ものすごく好評でした。頭を全体的に守ってくれているのが見て分かりますから、やっぱり安心されますよね。クレームも確実に減っていると思います。
ネット帽はかぶせるだけなので、髪の長い方はえりあしとかではみ出ちゃうんです。そういうのは減っています。
井:正直言うと、最初現場の反発が結構すごかったですね。そりゃネット帽だけのほうが断然楽だし、通気性もいいし、ただかぶるだけですから。でも逆に帽子を変えたことで、働いている人たちの異物混入に対する意識は上がりましたね。それは全然違います。
効果は全然違いました。もう見た目で分かるんで
次に「とおさないフィルター」ですが、今はどのような形でお使いいただいていますか?
板:床置き型のパッケージエアコンに使わせてもらっています。11か所かな?これもけっこう長いこと使わせてもらっています。
井:導入を検討した最初のきっかけは、設備が古くなってきてエアコンからホコリや粉塵が吹き出てくるようになったことです。
印刷工程でホコリが飛ぶと、それが製品に付いて文字が全部抜けてしまうんです。それで社内の不良率が高くなって、その異物がどこから出ているのかを調べていくと、エアコンから出ていると分かって、そこからです。
板:エアコンのことなので、最初はエアコン屋さんを呼んで掃除してもらっていました。でも掃除したばかりの時はそれなりになくなりますが、まあ、あっという間ですよね(笑)すぐ元に戻る。やっぱり異物混入トラブルが一番困りますので、どうにか防ぐ方法はないかと探し続けた結果、とおさないフィルターを見つけた感じですね。
導入の効果はいかがでしたか?
井:効果は全然違いましたよ。もう見た目で分かるんで、出たホコリをキャッチしてくれてるのが。目に見えて、たまっているのが分かるのは大きいですね。「ああ、こんだけ出てるわ、替えなあかんな」と。
トラブルや不具合も、つける前より確実に減っています。もちろんトラブルの全てがエアコンのホコリが原因とは限らず、何か別の要因があるのかは分かりませんが、減っているのは確かです。
板:あと夏場と冬場では汚れ方が違います。冬場の暖房ではあまり汚れが出てきませんが、夏の冷房は汚れがよく出てきますね。部屋によっても違いますし、人がよく動いている場所はホコリが多く、エアコンの種類によっても違うようです。
板:一つだけお願いといいますか、フィルターの取付がもう少し簡単になるとありがたいですね。今もマジックテープで十分やりやすいんですけど、例えば磁石で付けられるとか。
あとフィルターを取り付ける向きを書いておいてもらえるとちょっと楽かな。一番最初に貼る位置を間違えると、あと全部間違えて「ああちくしょう」となるので(笑)
なるほど、とても参考になりました。担当者に伝えておきますね。
今日は長い時間、ありがとうございました!
まとめ
初めてのインタビュー記事、いかがだったでしょうか?
実際に製品を使っている方々の生の声というのは、研究所にいるとなかなか聞くことがありませんので、私にとっても大変貴重な経験でした。
これからも皆様のニーズにもっとおこたえできるよう、より良い異物混入対策製品を作っていきたいと思います!
また機会があれば、他のクライアント様のお話も聞きたいなぁ。
第一化工株式会社様 プロフィール
- 所在地:奈良市西九条町5丁目4番9号
- 設立:1956年10月
- 営業品目:各種プラスチック製品の製造・販売
- 従業員数:193名 ※2020年12月現在
- 工場:本社工場(敷地面積10,128㎡)・第二工場(敷地面積8,645㎡)
- ISO認証:ISO9001:2015/ISO14001:2015
- 公式サイト:https://daiichikako.com/